陶芸を始めてもう15年以上

最初は
ほんのお遊び
ちっともうまくいかなくて、落ち込んだことも多々

いい加減な性格が技術習得を遅くし、何年やってもレベルアップはしなかった
「ま、これもありでしょ」
…と自分に超甘く、失敗作もよしとしてきたのだから
ホントしょうがない奴
仕事を辞めて
やっと本気モードになって
でも、自分に甘い性格は治らず
地道に技術を磨くこともしないから、
限界を感じてた
そんな時に出会ったある教室展

そのレベルの高さに
「ここで習いたい!」と、基本から習うことに
それが今年のはじめのことだ
しかも
苦手な手びねりを選択

「手びねりは面倒で習わない」と、一挙にろくろからスタートした私
ろくろならすっとできることが、手びねりは根気よく地味な作業が続く
もっとも苦手なことだったはずが
ろくろではできないいろいろな形が自由に作りだせる
型にはまらない自由さが私の中でヒットした
それからまだ10ケ月も経っていないのに
県展にチャレンジを決めたのは
私らしいかな?
作ったのはこれ

なんとも奇妙な形は、花器?オブジェ?

えぐれた口の作り方は私らしい仕上り

装飾は胴に施した象篏の線のみのシンプルさ
我慢して、我慢してそぎ落とした結果の仕様
教室の先生の
「フォルムを見せたいのか?装飾を見せたいのか?」の言葉で決めたもの
図案はこれまた私らしい?
「なんだかナスカの地上絵みたいだね」と製作途中に言われたっけ
前書きが長くなりました

搬入から不安の気持ちを抱えて待っていた審査結果は…
かろうじて滑り込んだようです→
入選でした
ほっとしました

結果を待つのがこんなに疲れるとは

でも、頑張った甲斐がありました
ふじのくに芸術祭美術部門展覧会
11月15日(土)~23日(日) クリエート浜松3F展示室にて
お時間のあるかた、お近くまでいらした方は
是非覗いてみてください