濃い出会い…ふたつ

mamesan

2012年09月24日 17:12

「悪いことをするとおまわりさんにつかまるよ!」
「嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれるよ!」
もっとひどくなると…
「地獄に落ちるよ!」
などと言っても
今の子供たちには通じないよね

と思っていたら
今大ブームの本が「絵本 地獄」だという

(アマゾンサイトより)

興味が湧いて、早速アマゾンで購入
昔見たことのある画面
「何度も見たい」などとは
露ほどにも思えない残酷な場面の数々
なのに
子供たちは「何度も見たい!」と言うのだそうだ
なんで?
そこで改めて
罪を犯した人が、それぞれ送り込まれる地獄の図をじっくり見た

やっぱりわからない
だけど
罪によって落とされる地獄の世界は圧巻
一番は「無間(むげん)地獄」
罪の深さのために、何度も生き返っては苦しみを味わうという
終わりのない苦しみだ

怖さを教えてる?
命の尊さを教えてる?

そんな絵本を観た後は
まさしく「生き地獄」のような人生を送っている人の映画を観た
それは映画「ニッポンの嘘」

報道写真家 福島菊次郎を追ったドキュメンタリー映画だ
(シネマい~らにて)

90歳という高齢とは思えない精力的な仕事ぶり
そしてその生き様は強い信念に支えられ、強靭な精神の持ち主
圧倒された…息を呑んだ
どんな圧力にも屈せず、前に進む姿に恐れさえ感じたほど

自分がひどく小さく思える
弱さや甘さに覆われた自分が恥ずかしくなる


生きるも地獄、死ぬも地獄というけれど
生を受けたからには、
逃げないで「生きてる実感」を覚えて進まなきゃ

今日は久々にいい映画に出会った…濃い内容だったけど、見終わった後に残る爽快感

関連記事