瓢箪から駒って…こんなこと
瓢箪から駒…って言っても
最近通じないのかなあ
それは
思いもかけないことが起きること
年末が近づくとなぜだろ
あそこへ行っておかなきゃ
あの人にも会っておかなきゃ
そんな風に思う私
その一つが
先週行った
古本カフェ八月の鯨さん
そこでの雑談で、7年前に自費出版したことを話すと…「ここに持ってきたら?」とオーナー
長年勤めた会社を辞めた後、思い付きと勢いで本を出版することに
ホームページに書きためた日記などをそのままスライドして、決めてから半年のスピード出版
今では、本人からもすっかり忘れ去られた哀れな本の在庫の山
そんな山から数冊の拙書「あしたのつづき」を持って
昨日八月の鯨さんへ
暗いところで、ずっとじっとしてたからびっくりしたかな
今から思えば
あまりに未熟な内容
あまりに雑な構成
ただ当時は大満足…その時点の私の精一杯
沢山の本に囲まれて嬉しがっているかしら
あなたたちを持ち帰ってくれる人は居ないかも
でも心から本を好きな人に会えるのは幸せ
瓢箪から駒は…これだけで終わらず
嬉しいサプライズ
「これ、ここでは不要だから持ってく?」オーナーにと見せられたのは
日本のものづくりのバイブルのような雑誌
「民藝」…しかも大量に
東京神田の古本屋で買った3冊の民藝が家にもあって
折に触れ大事に眺めてきたものだった
いやあ、私にとってはこれは宝の山だあ
最近不思議にいいことが続く
金谷の陶芸家中野数馬さんに繋がった一本の電話もしかり
先日の奈良旅行で引いた大吉のおみくじの効果か
出会いの妙にただ感謝
今日はその一本の電話の主に会いに
そして亡き中野数馬さんの器に会いに行く
出会いの連鎖の中に突入
亡き師匠の遺作の朝鮮唐津の花活け
そこに活けた椿(西王母/せいおうぼ)の花
その優しい姿を見て思う
私は
本当に幸福者だと…
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