今日は
ちょっと真面目なつぶやき…
私は
小さな頃からひとりあそびが好きで
ひとりがちっとも寂しくない

幼稚園の頃も
旅行いくから行こうと母に言われても
ひとりでお留守番すると駄々をこね
引きずられて無理やり連れて行かれたっけ
だから旅行の時のスナップはいっつも仏頂面
10代の生意気盛りになると
記念の家族旅行なのに、途中で居心地が悪くなって
今から帰ると宣言

家族を残し
ひとりで台風の中電車で家に戻ったこともある
今思えばひどい娘だ
父が亡くなったとき
参列者から漏れてきたことば
「あのおやじ変わってたもんなあ」
無宗教のお別れ会に対する感想だった

わたしもきっと
ああやって言われるんだろうなあ

「彼女、結構変わってたねえ」って…
マイペースねとよく言われる
その後ろには変わってるねっていう言葉がある
気になることがあるとまっしぐら
周りが見えなくなる
言いたいことは直球でクッションなくて
時に人を怒らせたり、傷つけたり
そういうの障害だよって

軽い自閉症とも

軽いというのは、時を重ねて多少は抑えられるようになったから
なんとか日常過ごせているのは
周りに恵まれてきたから
そういう自分を警戒しながら、日々生きる今
先日、NHKスペシャル
「自閉症の君が教えてくれたこと」を観た
見るからに異常な行動にしかみえない彼
事情を知らずに会えばその場から離れたに違いない
そういう自分が見える

彼の内面は、彼の発する言葉や綴られた文章によってやっと理解できる
人を理解するとはなんと難しいことか、そして理解できないでいる自分を恥じた

これは彼の著書、現在作家として活躍しているという
「友達がいなくて寂しくないの?」と聞くのは、同じく自閉症の息子を持つアイルランドの男性
「それはあなたの勝手な思いであって、可哀想だと憐みの心をもって僕を見ている」だけと
心に残った言葉は
「僕は、命というものは大切だからこそ、つなぐものではなく、完結するものだと考えている。残された人は、その姿を見て自分の人生を生き続ける。」
人生は一回で完結する、逃げのない生き方をすべきということ
様々な困難があっても、強く生きればひとは幸せな時間を持つことができると彼は言う
自分の状況をなかなか打開できず、もがいた果てに行きついた、強い決意を語る彼の姿に衝撃を受けた

私の悩みなんか小さい、小さい
彼の書いたものを読んでみたいと思う
少しは私もましな生き方ができるだろうか
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