あすなろとさくら貝の旅

mamesan

2024年01月08日 09:49

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これは、あすなろと呼ばれる木の葉っぱ
正式には、ヒノキ科の「あすなろひのき」と呼ばれるらしい
この「あすなろ」を能登への旅で知った私
「あした、ひのきになろう」が名前の由来
頑張っても、到底ひのきににはもちろんなれない
…なんていじらしいんだろうと、若かった私は感動した

お土産にこの木で作ったお土産を持ち帰った思い出
今も家に飾ってある…20代からずっと


思い出したきっかけは
まさかの元旦の地震ニュース
日が進むに連れ、被害が想像を遥かに越えて行く

20才の春、私はここに居た
3日かけて能登半島を巡る旅…しかもひとりで
寝台ではない、夜行の普通列車の硬い座席に横になり、金沢に朝到着
そこから、能登半島の西海岸の能登金剛に向かい、一人で海岸の道路を歩き門前町へ
そこから山を越えて、輪島方面へ
もちろん朝市や千枚田も見て、狼煙へ
そして、珠洲、七尾へとまわった

泊まったのは
ユースホステルやお寺や、飛び込みでの宿もあった
若かったし、無茶だったけど、いい旅だった

あの時見た景色が様変わり
ショックだった

24才の春には
新婚旅行で珠洲のランプの宿へ
セーター、デニム、リュック姿では新婚旅行と思う人は居なかった
この時も温かみのある出迎えを受けた思い出

20才の旅では、門前町のユースホステルで、同宿の女子高生からさくら貝をプレゼントされた

なぜ?と戸惑った私
ひとり旅の私に憧れたのだそう…
このさくら貝も大事にとってある

神様って居ないの?
こんなひどい自然の仕打ちを止められなかった❗

どうか
あすなろのように、明日に向かって果敢に歩き出す日が来ますように…

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