思い出の小学校

mamesan

2018年02月04日 16:54

小学生の時
体が小さくて、運動神経もちと弱い
しかも、その頃の私はシャイで自己主張できない子
つまりは、誇れるものがなかった時代

唯一晴れがましいことがあった場所
それが、浜松城が見える元城小学校
6年生になったとき
学年で男子ひとり女子ひとり
歯の健康優良児に選ばれ、その女子が私

お城が見えるその学校で先生に引率され
表彰された
記念品はクレヨンだったか、色鉛筆だったか
はじめての経験…しかも由緒ある町中の小学校
いい学校だなと思った
2回目は、20代はじめ
小学校のときはじめて自分で買った
イギリスの児童文学の本
エリザベス グージの「まぼろしの白馬」
ふとした行き違いで手元から離れた本を探していたら
「元城小学校の図書館で見た気がする…」との情報
早速行ってみたが、結局見つからなかった
(その後国立国会図書館から取り寄せ、全頁コピーすることができたのだった)

そんな小学校に昨日3回目の訪問
市展応募の器を搬入するためだった
立派な校舎は昭和の面影…すでに廃校になっていたけど、こんな小さい校舎だったのね
でも緑一杯の素敵な場所に建っている
太陽の日差しもいっぱい浴びれるし、吹く風も緑の香りがする
あれからどれだけ沢山の時間が流れたのか
甘酸っぱい想いが胸を過る

あれだけ神経を研ぎ澄ませ
頑張って作った器は
所定の場所に置かれ、受付番号を貼付された
その姿は小さく見える
こんなものだった?…と自信が無くなっていく

思い出に浸ると不安定な気分も薄らぐ
家に戻ると
日向にものを置いて影遊び
いい年してね(笑)




結果はどうあれ
頑張ったよ、私

関連記事