振り返っても
どういうわけだろう
最近昔の仲間からお呼びがかかる
10代の頃だから
随分遠い世界の話
皆一様に昔は良かったと…
かと思えば
自分の人生はこれで良かったのかと
言っても栓ないことで思い悩んだりするひとも
私は…そうかなと
皆とは違うなって
小さな芽が伸びて枝葉を広げ
塀を越えて外の世界を駆け巡ったり
ひたすら空に向かってその体を大きくしたり
道は、何度も分かれ道にさしかかり
どちらに進むかは自分で決めてきた
誰でもなく自分の選択
いくつかの選択で今がある
それは定めだったような気がする
だからこれでいい
私は振り返らない
昔を懐かしんで感傷に浸るのはいい
一時昔に戻って楽しむのもいい
でもまた前を向いて進むのみ
私は私の決めた道を嫌いにはならない
これってポジティブってことかしらねえ
能天気ってことかしらねえ
親しい人ともいいけれど
ひとりでふらっと馴染みのカフェに行き
ぼんやりするのも好き
こういう時間が持てることが
私があまり揺れない理由かも
店で好きな詩人の本を見つけるだけで幸せになれる
楽しいと思えることがいっぱい
辛いこともあったのにその想いは消えていく
家に帰ればひたすらろくろに向かう時間もある
たとえ注文であっても、なにかに向かえる対象があることはありがたい
最後のとき
そこで振り返り
いい人生だったと思える生き方をしたい
なあんか真面目~
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