厳しく生きる姿

mamesan

2013年01月08日 16:30

何事もスタートの時は
真面目にいろいろと考える癖がある私
一年のスタートは
過去をリセットし
自分を新しく変えたい思いに駆られるのが常
きっとこの先
また
ぐうたらなふにゃふにゃ人間になるんだろうけれど…ね

録画で二人の厳しい生き様を観た
ひとりは
重圧の歴史を担う楽家15代目の楽吉左衛門
もうひとりは
50代を前に果敢にも歌舞伎の世界に足を踏み入れた俳優の香川照之さん

楽家の録画は
NHKスペシャル「仕事の流儀…400年を背負い、今を焼く」
http://www.nhk.or.jp/professional/2013/0103/index.html
香川氏(市川中車)の録画は
NHKスペシャル「父と子」
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/0106/index.html

楽家は先祖代々の土を守り、それを使って古来よりの方式のまま成形、窯焚きをする
電気も使わないその方式は勘のみが頼り
ふいごで風を起こし、火を見て温度を推し量るなど人間技ではないよね
先代に教えを乞うこともなく、見て盗むという技術
歴史の重圧に苦しみ、独自の作風を模索する姿は人間的で啓発される


香川氏は俳優で高い評価を得ているのに
伝統ある歌舞伎の世界に一から飛び込んでいく
通常は幼いころより体に染み付いていくものを
大人になって分別もついた年になってからの挑戦
過去のビデオと病気の父の教えのみで這い上がろうとする
父に対する思いで押しつぶされそうになっていた
青春時代の彼を思うと胸が痛い


「一芸に秀でる」という
簡単な文字
これがいかに大変なことか

真摯な二人の姿に
単純な私は超感動

力もないのに
私も頑張っちゃう
…などと、今日もろくろに向かうものの
が、そううまくはいかない
でも
元気出たよ~


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