厳しく生きる姿
何事もスタートの時は
真面目にいろいろと考える癖がある私
一年のスタートは
過去をリセットし
自分を新しく変えたい思いに駆られるのが常
きっとこの先
また
ぐうたらなふにゃふにゃ人間になるんだろうけれど…ね
録画で二人の厳しい生き様を観た
ひとりは
重圧の歴史を担う楽家15代目の
楽吉左衛門
もうひとりは
50代を前に果敢にも歌舞伎の世界に足を踏み入れた俳優の
香川照之さん
楽家の録画は
NHKスペシャル
「仕事の流儀…400年を背負い、今を焼く」
http://www.nhk.or.jp/professional/2013/0103/index.html
香川氏(市川中車)の録画は
NHKスペシャル
「父と子」
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/0106/index.html
楽家は先祖代々の土を守り、それを使って古来よりの方式のまま成形、窯焚きをする
電気も使わないその方式は勘のみが頼り
ふいごで風を起こし、火を見て温度を推し量るなど人間技ではないよね
先代に教えを乞うこともなく、見て盗むという技術
歴史の重圧に苦しみ、独自の作風を模索する姿は人間的で啓発される
香川氏は俳優で高い評価を得ているのに
伝統ある歌舞伎の世界に一から飛び込んでいく
通常は幼いころより体に染み付いていくものを
大人になって分別もついた年になってからの挑戦
過去のビデオと病気の父の教えのみで這い上がろうとする
父に対する思いで押しつぶされそうになっていた
青春時代の彼を思うと胸が痛い
「一芸に秀でる」という
簡単な文字
これがいかに大変なことか
真摯な二人の姿に
単純な私は超感動
力もないのに
私も頑張っちゃう
…などと、今日もろくろに向かうものの
が、そううまくはいかない
でも
元気出たよ~
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