私は、どうやら「ひと」が好きのようだ
自分と違う生きざまを知るのが好き
特に芸術的な取り組みをしている「ひと」かな
どう考えてどう作品を作り出すか
だから
NHKの日曜美術館やプロフェッショナルを観る
ある日、ニューヨークに拠点を持ち
ポップアート作品を創るひとを観た
コロナ禍で日本での活動を強いられる日々
その人は、新作のために、京都であらゆる場所に出掛けていく
そこで感じた言葉を都度書き留めていく
そうして、沢山の言葉の欠片(かけら)を、頭のなかでひとつのイメージにまとまるまで、試行錯誤
出来上がったイメージを作品に投影する
この過程は
拙く平凡な私も同じだった
だから…ああ、私の方法もありなのねと思えた
欠片は、補うように他の欠片を吸い寄せる
不完全なものに力が宿る
私の作業は彼ほど大層なものじゃないけど
私なりに真剣
欠片という言葉にも惹かれる
オブジェ構想だけでなく、詩にもこのワードを広げたい
時々、こうして真面目になる
思ったより真面目だけど、思ったようにいい加減
2つが同じく存在するから、悩まず生きていけると思う
今日は18年前に亡くなった父のお墓参りへ
10年前、東北震災前日に逝った母も一緒にお参り
1回で済まそうなんて、不謹慎かもね
市の霊園は綺麗に維持されてるから安心
広々してて気持ちがいいから
ここに来るのは結構好き
今日は、晴れ渡って
青い空とたなびく白い雲…その下に
沢山の花をつけた木蓮の木
予想してなかったから、妙にテンション上がった
こういう何でもないものに感動すると
何らかの欠片がぼんやり見えてくる
一杯の欠片探しの日々は
しばらく続きそうな気配だね