下手の横好き…
土遊びに興じていたのが
いつのまにか
生意気にも「風萩工房」(2011.6~)と名前をつけ
人様に自分の器を披露したり、注文を受けたりするようになりました
家の庭に建てた工房で同居人共々
ろくろ相手にのんびりと頑張っています

   

秋でもないのに?

最近の口癖は?
「ああ~、暑すぎるびっくり
他の言葉は出てこないのかい?
…というくらい
繰り返すこの言葉の嵐ムカッ

汗は体の涙だから
悲鳴をあげてるのよね?
でも
最近は本当の涙も
よーく流す私!?

寄る年波かガーン
忍び寄る秋の気配を早くも感じたか?
いやはや
テレビから流れる音楽が染み入る
コブクロの「蕾」や、一青窈の「はなみずき」
アニメだって、ぐんぐん入り込んで感情移入キャー
たとえばワンピース
ドキュメンタリーを観ては切なく、理不尽さに怒ってみたり下降

昨日知多半島に出かけてみた
秋でもないのに? 秋でもないのに?
常滑をそぞろ歩いた後は、気の向くまま半田、吉良、蒲郡方面へ
初めての道をいくと
そこにはそこならではの生活シーンが広がる
風に揺れ、陽の光を受けてきらきら光る田圃をみても
いともたやすく感動してしまうキラキラ

たまたま標識を見つけて入った場所は
新美南吉記念館
丁度生誕100年だそうで(ここがそのサイト)、今風の建物に驚きを感じながら
中をじっくり鑑賞ニコニコ
秋でもないのに? 秋でもないのに? 

素朴で温かな童話を書く南吉は
宮沢賢治と同様、清新な精神を持ち、自分を律することのできる人格者と思ってきた
でもね、そうじゃなかったびっくり
生身の人間、迷ったり、いじけたり、野心をもったりもする
稀有な才能をもっているのは動かせない事実、だけど人を妬むこともあるし
片思いで悶々とすることもあるのだびっくり
想像外の人間的な姿を垣間見たあとは
南吉が少し近い存在に感じられた

彼の日記の一節
恵まれた環境の友人に反目し、こう綴る
「君にはないものが僕にはある。感じたものを表現する心の泉だ」と

秋でもないのに
ひとつひとつの言葉に反応し
自分に置き換える
こんなに暑い日々の中にいるのに
私の心はなんだか秋めいている
おすまし











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