8月に入ると
日差しもギラギラ、ぐいぐいと攻めてくるかのよう

セミの鳴き声も朝から最高潮
これでもかと蝉しぐれの嵐
そういう夏もいい
エネルギッシュで、心の中をかきたててくれるから
日傘をさしても、そのパワーが体にじわじわと伝わってくる
そんな一日
講談を聴きに出かけた
昨日のことだ
「いちゆうのヒトin浜松」
浜松が生んだ女流講談師「田辺一邑さん」の独演会だ
今年で5回目とか…
浜松ジオラマファクトリーが縁で知りあった一邑さんは
気さくで優しげな女性

それが演壇に登れば、一気に力強くテンポある語りで魅了する

昨年初めて経験し
すっかりとりこになり、今年も楽しみに
テレビが当たりまえになって
バラエティー番組で安易な笑いに満足してしまってる今
ただただ一方的に見るともなく見る画像からは
心に残るものが少ない
講談、落語、浪曲
すべて言葉だけのパフォーマンス
見えない世界が、言葉によって構築される
なんとも不思議な世界に誘ってくれる
言葉の力、語りの力をまざまざと見せてくれるのを
驚きをもって観客席にいた私だ

忘れかけた芸能(特に新世代に)、その良さをあらためて感じる瞬間
私は大した人間ではないが
感じる心は強いと信じている
必要以上に感じ入るきらいもなくはないが
ひとつひとつの出会いに感動できる自分は悪くないなと思える
ゲストの落語家、三遊亭鳳楽師匠の話も圧巻の面白さ

久々に腹を抱え、笑いすぎて涙が出るという経験

笑いは幸せをもたらすというのは
本当だと思う
幸せな時間を過ごして
今日からまた頑張っていけそう