あしたのつづき

昔は当たり前にあった世界
意識しなくてもすぐそばに触れられた世界

そういうものが
いつしか消えて
だから…人為的に作り出す

そういう世界には
少し抵抗があって
でも…行けば心が躍りだす

人間って単純

そば処「ふじ花」さんでのバイトが終わり
「ちょっと行ってみない？」と誘われて
ふじ花さんのご家族の中にひとり
同行したのは

庄内にあるひまわり畑
前日、前々日と
ひまわり祭りが開催されたというその場所
数人の見学客の姿があった

　
子供のころ
向日葵はもっと大きくて
私の小さな体を上から見下し、威嚇するようで
その花弁の形さえ怖さも感じた覚えがある

その頃と種類が違うのか
少しこぶりな可愛い向日葵たち
一斉に陽の差す方向を向いて整列している様は
ちょっと不思議な感じさえする


向日葵に囲まれ
幼子を抱く妻を撮るほほえましい姿

こういう時期が一番よかったなと思える
細事を忘れ自然の中に抱かれる

私は時々嫌なひとになる
そういう自分が見えると
逃げたくなる
だけど
こういう景色の中にいると
一瞬その嫌な自分が浄化された気がするのは
気のせいだろうか？

ブログを書きながら
素直に生きなきゃね…とそう思う私


そうそう
向日葵って
あの花一つの花じゃないんだって
沢山の花が集まって一輪の花に見える
種ができる真ん中の粒粒ひとつひとつが花
周りの花弁は花びらじゃないとは驚く

だとしたら
あのひまわり畑には
いったいいくつの花が
咲いていたのかしら…

まずはいい時間を過ごせたことに感謝