暮色漂う秋色の飛鳥路へ

mamesan

2018年12月01日 21:21

年に一度の親友との旅
毎年9月か10月だから
雨女の私のせいもあり必ず一日は雨に見舞われてきた
今年は11月の終わりで台風はないけど
寒いんじゃ?と心配だった
でもね、心掛けかな
暖かく天気も良くて最高のシチュエーション
行き先は、あおによしの大和の国へ

バス旅行では何度も行っている場所も
電車と歩きでは初体験
検討違いだったのは
一日目の飛鳥が結構遠かったこと
出発がのんびり過ぎだったのもあるけれど
乗り継いで着いたのが15時
さあ、これからどうする⁉
…って途方に暮れた樫原神宮前駅


これは、バタバタの飛鳥路で一番好きなシーン
閉館前の高松塚古墳でのスポット

この時間バスもなく、タクシーに頼るしかなかった
というより、駅前には案内所もないの

飛鳥ってこういうのんびりしたところなのね
貸切りタクシーでの観光って初体験
これで、明日は緊縮財政を強いられるなあと
内心ガックシ⤵⤵

でもね、慣れた運転手さんの案内は素晴らしかった
見所はもちろん、隠れスポットももれなく
風情ある町中や風景の中を走っていると
嬉しくなってテンションが上がっていく⤴⤴

最初はもう一度お会いしたかった
おきにいりの仏様のいるお寺へ



飛鳥寺の飛鳥大仏は
狭いお堂にそれは大きな仏様が鎮座❗
こんなに近くに座っていいのと、毎回感動✨
しかも撮影OKなの

向こうに見えるのは、蘇我入鹿の首塚
遠い歴史の場面が目の前に

次は石舞台

ここも2回来たことあるけど
それでも感動…しかもだあれもいなくて独り占め状態





石舞台の中にも…こんな大きな石をどうやって運んだのかと毎回驚く
蘇我馬子の墓所だという説もあるとか

次は
聖徳太子誕生の橘寺へ




向こうの山に見えるのが岡寺だという

段々暮色漂う景色
いいなあと思う反面寂しくもあり
次はここ




壁画のレプリカが納められている高松塚古墳も
だあれもいず、そのたたずまいが素敵で
紅葉の綺麗さに思わず声を上げてしまった

その頃にはもう夕陽が落ちかけて
静かな山里を暮色が染めていく

2時間バタバタと、でも効率的に
飛鳥路独り占めの幸福感にもひたれて
そうそう、タクシー運転手さんも感じ良くて
大満足で駅にリターン
実を言うと、ちょっとだけでも樫原神宮に行きたいと最後のわがまま
電車に間に合うよう、大忙しさせた迷惑客だった

こんな時間に観光する人は滅多にいない
最後にポツンと一言
へへへ、言われちゃた(-_-;)

一日目は不安と満足と、プラスマイナスゼロ?
いえいえ、絶対プラスであーる(^^)v

飛鳥ははるか悠久の時の中、こんもりした山々に見えない歴史が隠れている
一見のどかな山里の奥底には深い時間
こういう風景がいいと思える、そういう年代になったのかなあとも思う

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