また会えますか?中野和馬さん
昨年12月
よくわからない縁の糸が繋がり
再会を果たした陶芸家の
中野和馬さん
彼の残した沢山の器との濃密な時間
(このときの様子は、
こちらと
こちら)
その記憶も消えないまま
作品展最後の日にもう一度会いに出掛けた今日
昨日の雪模様は少し弱まり
冷たい風吹く日ではあったけれど
くっきりとした青空の休日
前回は招かれての訪問
衝撃の出会いに少々ショック状態
あれもこれもと
見るものすべてが胸の内にぐんぐん迫って
いわば過呼吸状態だった
今度は2回目とあって落ち着いて
その分、前回とは異なった部分が目に入ってきた
やっぱりすごい
彼の生きざま全てが迫ってくる
器に投影された想いが胸を打つ
分館の器も前回とは違った印象を受けるのは
不思議
彼が生きていたら
どういう新しい器に出会えたのだろう
最終日ということで
島田市博物館の展示会場には
別れを惜しんで沢山の方
ふと入り口を見ると
もういいかなって去っていく彼の姿が
外に消えていくような錯覚を覚えた
こういうのいいな
あういうの作ってみたいと強く感じる
でもね、これは彼の作り出した世界
真似は駄目…そう自分に言い聞かせる
彼は器の中に時を刻もうとしたという
これを知ったとき
私もそうだったから嬉しかった
長い年月を経た古色やら錆やら傷やら
埋もれている時間を表現出来たら
…と常にそういうテーマを抱えている今
それは私なりの表現でなくてはならない
そうよね和馬さん
今度はいつお会いできるでしょう
あなたを愛して支えている方の努力で
それは実現するのかな?
そんなときが来るまで
私はジタバタするっきゃないですね
では
次の再会の日までまた…
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