路地裏散歩&アート巡り
久々の静岡に着くと
先ずはここへ
本当は、ついでの…あまり期待もなかった展覧会
静岡市美術館で開催中の展覧会
「青磁の今」
青磁は磁器の世界で
私とはあまり関係ないし…と
ところが
青磁に憧れ、陶土でそれを実現しようとした先人、そして現在も挑戦していることを知った
磁土と区別し、それを
青瓷と呼ぶことも
深みのある青や緑の他に、薄茶の米色の器も青磁の部類に入ることも
南宋時代から現代に至る、沢山の陶芸家の青磁や青瓷を見ている内に
不思議なほどその世界にのめり込んでいった
心が洗われるような感覚
その大きな魅力にとりつかれ
見終わった時は放心状態
本物がぐいぐい迫ってくる…とは、こういう感覚なのだろうね
多少ぼんやり気味のまま
今回の目的、
高橋千代美さんの個展開催中のギャラリーを目指し、歩いていく
…と、どうだろう
いつのまにか、私好みの街に足を踏み入れてた
道路の真ん中に大きな樹木帯、しかもその木々は一様に大きく目を見張る
建物は昭和を感じるものが多く
看板も面白いし、横に目をやると雰囲気のある路地がくねくねと
その間にぽつんぽつんと、雰囲気を壊さないのに洒落たお店がある
ここで私の体に
スイッチが入る
どこもかしこも、私の中ではぐっとくる景色
スマホであちこち撮影に夢中に
当初の目的を忘れ、うきうきと高揚している自分
まるで旅気分…パワーがみなぎってくる
ある種病気よね
そこは…
今注目されているという
「鷹匠界隈」
静鉄日吉駅踏切界隈…このごちゃごちゃ感がいい
この葬祭会館の名前変じゃない?しかも向こうに知久屋さんも見える(ここまで進出してるのね)
くねくねと細い路地裏を歩いていくと
古い町並みの中にスタイリッシュな構えのお店
ブティックみたいな建物の中では、なんと野菜やしらすやパンが並べられたり
とっても不思議気分
※この界隈のサイトは
こちら
(鷹匠の路地裏散歩でステキをみつけるというもので必見!)
時間があれば、もっとゆっくり歩き回りたいところ…心が残る
おっと…忘れてはいけない本来の目的はここ
続きをどうぞ
こんな素敵な界隈にある老舗のギャラリーへ到着
先輩でもある千代美さんの最後の個展をゆっくりと堪能
人気ぶりは健在で、個展三日目で大半の作品が売約済み
甘くない大人のメルヘンの世界…日常の時間からふんわり夢の世界へ運んでくれる作品だ
魅力にあふれていて、千代美さんの生き方、考え方を投影しているものたち
モチーフは、猫、鳥、フクロウ…時にカラスなども
彼女の絵を飾るのはご主人の手作り額で、天然木の味わいもデザインも見事にマッチ
素材に布や石、糸などを使うのも興味深い
静岡へのプチ旅行は、想像以上の満足度
今日からの「みなつきのうつわ展」ラストスパート5日間
いっぱいの大きな大きな力を貰ったよう~
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