なぜ山に向かうのか?

mamesan

2012年12月10日 16:18

別段登山って訳じゃないんです

所属のNPO雲を耕す会の活動です
間伐した森にコナラの苗を植え
何年も先に
トトロの森のような自然林の森に返すことが目的

山仕事で
近くの山に行けば
街からほんの数十分車を走らせただけなのに
静寂さに包まれます

かつて山はもっと人間に近い存在だった
ここにはいろいろな生物や植物が
人知れず生きていて
静かな生命力に満ちています
冬枯れの山にも
春を待って小さな木の芽がいっぱい

ここは渋川の森
皆伐された森に何度かコナラの苗を植えたところ
この時期は
白いススキが風にたなびいています
 
ここから流れた水は
都田川へ…そして浜名湖へと旅するのです

一本の細い木が風にゆらゆら
青い空と流れる雲を背景に健気です
 

木を見ると
話しかけたくなります
ちょっと前までは木の声が聞こえたのに(そんな気がしてただけですが)
今は聞こえなくなったのはなぜ?
心が鈍感になった証拠です
平穏な日々に
私の感受性は干からびてきたのかしら?
そんな恐れが最近胸の中にあります

お調子もんだけれど
結構真面目に生きているんですよ

に行くのは
そうした気持ちに気づかせてくれます
心が解放されて素直になれる場所
そこがなんです

 
そう思いつつ…
私は広報のお役目を果たすため
カメラ片手に頑張りました

小さな木の芽は春を待っています


私もリベンジしなくちゃ

※今回の森の仕事は植生調査…その様子はこちら 広報としてブログアップしました

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