下手の横好き…
土遊びに興じていたのが
いつのまにか
生意気にも「風萩工房」(2011.6~)と名前をつけ
人様に自分の器を披露したり、注文を受けたりするようになりました
家の庭に建てた工房で同居人共々
ろくろ相手にのんびりと頑張っています

   

近くにあった民藝

珍しく、色々思うことの多い昨今
正直、作品展どころじゃない感じ

いっちょ気分転換せなアカン❗
…と思い、浜松市美術館に
近くにあった民藝
近くにあった民藝
石畳歩いて、途中青紅葉に心動かされて
観に行ったのは「遠州の民藝」
近くにあった民藝
近くにあった民藝
紫陽花が季節を添えていい感じ
近くにあった民藝

21才で、大原美術館工芸館で
初めて出会った陶工の河合寛次郎の器と詩
強い印象を残した
出会いから20年経って
末席ながら、私も彼と同じ道を歩くとは…ね
同じとは恐れ多いけれど

河合寛次郎から、濱田庄司を知り、バーナードリーチに行き着き、彼らが進めた民藝運動を知った
もちろん運動をリードした柳宗悦も…
京都五条の河合寛次郎記念館
東京駒場にある日本民藝館にも足を運び
山陰の民藝に触れるため、鳥取から島根へも行った
窯元巡りでこの地方に根付いた民藝を体験
出西窯、湯町窯など
京都の大山崎山荘にもひとりで
民藝の象徴の益子、沖縄へもいつか行きたいと思う

そんな民藝の歴史に、浜松が関わっていることを知ったのは6年前…東区有玉に日本民藝館の前身が存在したという
たった2年の閉館とは残念
そういう経緯を知りたくて、この企画を観に
埋もれた歴史、柳もバーナードリーチも浜松に来たことも知り、驚き、そして尚更残念に思った

民藝とは、昔からある職人の手仕事にスポットを当てたもの
日常雑器や用具に「用の美」を見いだすもの

河合寛次郎、濱田庄司、バーナードリーチの器を真似て
下手ながら作陶した頃が懐かしい
彼らの器も展示されていて温かい気持ちに
今やヘンテコオブジェばかり作り、民藝とは遠いところにいる私も、やはりいいなあと思う器たち
素朴で温かい

好きなもの、興味あるもの
触れる時間はざわざわな気持ちを随分落ち着かせてくれた

決して華やかではない地味な展示会だけれど
浜松にこういう運動があり、こういう人たちが居たこと
知るのは悪くないと思う


「遠州の民藝」展
近くにあった民藝

※詳細はこちらをご覧下さい。
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/artmuse/tenrankai/documents/documents/documents/documents/documents/documents/documents/mingeiten.html



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