出会いは色々あって
一期一会の人もいれば
思いがけず長く繋がる縁もある
昨日はそうした縁の方の元に出かけた
器に合うアイアンの小物を
不定期にオーダー
今回も来月の作品展にこんなものが欲しいと
5個の小物をオーダー
その人は、10年ほど前に取材させて頂いた
現在70代後半のアイアン作家さん
お宅に着くと
彼は、作業場の横の庭の寛ぎスペースに
座って待っていてくれた
まわりには沢山のアイアン小物を置いて…
あれえ多くない?
聞けば、余った材料で
こういうのあったらいいんじゃというものを作ってみたよ
良かったら持って帰って…と
毎回材料代しか受け取らないから
お土産に、自分の器を持っていく
ちょっとの失敗で、使えるけど売り物にならないもの
それを大層喜んでくれる
昨日は、取材時には聞けなかった話を色々と話してくれた
20代ホンダ創成期にスーパーカブ誕生に関わったこと、30代からは亡兄の代わりに鉄工所を支えたこと、50代から海外へ事業スタートのため苦労したこと、4年で会社を軌道に乗せ、海外を飛び回って営業したこと、70代前に帰国しアイアン小物づくりをスタート、縁あって工業高校の講師になり技術を伝えたこと…そして今や注文に追われる職人人生に満足しているという
すごいドラマみたいな人生
常に意欲的で前へ前へと進む
誰だってその人なりの人生、ドラマがあるけどね
他の人が知らないだけで驚きの事件もあるかも
前置きはこの辺で
オーダーの小物をちょい見せ

これらはいずれも端材で作ったものらしい
火入れで表面に変化を入れたり、塩水でわざと錆を入れてみたり
きっと楽しく作ってくれたに違いない

オーダー品はこれ
さぞかしつまらなかったに違いない
当たり前すぎてね
器あっての小物なんで
次回は器と一緒に紹介せねばね
今日は久々の映画に
「るろうに剣心」最終章
現実にはない体験もなかなかいい
面白く観ることができて、楽しかった
映画に比べれば、些細なドラマ
だけど、現実世界では主人公は自分
ワクワクするよな人生送りたいね