本日より、ふじのくに芸術祭2020、美術部門の展示がスタート
初日は、静岡県立美術館館長の記念講演会があった
事前申込で参加したこの講演会
席も距離を開けた会場で、コロナ対策もしっかりされていて安心できた
館長は今年度から就任され、芸大出身で東大教授をされた方。しかも浜松出身と聞き、即参加を決めた
興味深く分かりやすいお話に満足の講演会となった
終了後は、展示会場を全部観てまわる
いずれも大作で、作品にかけた努力や時間を想うと、全ての作品に賞をあげたいと思う
私が審査員なら…の話
それほど制作の苦労が想像できるから
コロナ禍とはいえ、300以上の応募
そのうち、180点ほどが入選、さらにその内40点が入賞という、厳しさ
だから、毎回選外になることをどうしても心配してしまう
今回も若い人の感性、パワーを一杯浴びた感じ
最近の傾向だね
たとえば

これらは高校生の作品
最初のは芸術大賞に輝いた
絵画で好きだったのは

これとか

これとか

仮面のとか…

これは写真みたいだった
絵以外では

これは木っ端で作られた鶴

これは漆芸

これは、磁器の花器
極端に小さい高台が不安定だけど、そこに魅力がある
いよいよ私の…

タイトル「彷(ほう)」

銀彩は、本来言葉通り、彩りが目的だけれど
これは過去の栄華の名残を表現
でも、きっと伝わらないだろうね…

作品の裏面、この方が面白いけど
当初のイメージを覆せずこのままに

向こうに見えるのが私の…
どんだけ小さいか❗
やはり周りの作品に圧倒され縮こまる…
どうしてもそう思っちゃう⤵⤵
大きさは問題ないと思うのに
もっと迫力があったら…と思うのは、自分の作品に自信が持てないせい
自分の想いをどうやって伝えるか
全部伝わらなくても、なにかを感じさせる作品に
今回、全体的に評価が大きかったのは、技術的にどうというより、何かわからないけど、心に届くものがあるものが特に多かった気がする
色々思うことはあるけれど
素晴らしい作品に沢山出会えたことは、大いに刺激になったかな
だって、もっといいものを作ろうと思えたから