私が生まれ育ったのは
浜松市中区の
東上池川町(現城北1丁目)
お城も遠くに見え
家の背後にはNHKテレビ塔のある小さな牛山(牛の石像がある)
幼い頃は周りは田んぼだらけ
小さな川には蛍さえいたほどのきれいな水が流れていた
この辺りの地主だったであろう1軒のお屋敷は、「池川家」と言って、地名の由来でもある由緒あるお宅
こんもりとした森の中にあるそのお屋敷は、外からはうかがい知れず、長い間謎の存在だった
そのお屋敷にまさか関わることになるとは

所属する
NPO雲を耕す会で、邸の保存のための活動をする今
不思議な気分は未だ消えない
秋にはこちらの庭園でコンサート開催を企画、現在はその準備に忙しい
先日、その準備のために邸内で打ち合わせ
長い間邸内で眠っていた1台のピアノを目覚めさせる瞬間に立ち会った

ピアノ自体縁がなくて憧れの存在

オルガンを買い与えられ、でも習いには行かせてもらえず、遊び道具でしかなかった私

ピアノは少女の頃の叶わぬ夢だった

調律師さんの手で中があらわになり
恥ずかしげな様子
何十年もの思い出が詰まっているのだろうね
感慨深いものがある
コンサートは
10/16(日)14時から樹齢500年ものクスノキの大木の下で行われる
試しに演奏場所に立つフルート奏者の女性
足元には夏の終わりの木洩れ陽があった

きっとコンサート当日は素晴らしい時間が流れるはず
「池川邸木洩れ日コンサート」

詳細は
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