県立美術館での晴れ姿に想うこと
ふじのくに芸術祭2015で入賞となった器は
実は焼き上がりをみて
ひどくがっかりしたものだった
でも、場所が変われば
もしや違った姿に変身してるかも
そんなかすかな希望を胸に
連れ合いさんに静岡に連れていってもらったのは
先週の金曜日のこと
静岡県立美術館会場に入ると
まず目に入ったのは
私のとは比べ物にならない
大きく美しく堂々たる姿の器たち
その向こうに小さくて汚いイメージの拙作
敢えて汚したり傷つけた作品ではあるものの
周りの端正な作品群の中で
浮いてる
場違い
どうして賞を頂けたのだろう
奇をてらった斬新なデザインが目を引いたか…
自分の作品を誇らしく思えない
やり過ぎた汚し
もっとこうすれば
あれさえしなければ
そんな思いが渦巻いて
会場にいることが恥ずかしく思えた
自分の評価と他者の評価は一致しないという
こだわりが違うところにあるのかも…
とにもかくにも評価頂いたことは
喜ぶべきかなあ
次の創作に大いなる反省をプレゼントしてくれたと考えよう
「ま、これもありよね」で妥協してきた自分
随分変わったと思う
自分に厳しくなれてることは成長のひとつよね