お茶の世界に賭けた師匠の器
右も左も分からず
しかも
超不器用な私を
根気よく指導頂いた陶芸の師匠
故馬渕莞二先生の追悼作陶展が終わり
奥さまのご厚意で弟子たちに分けられた
この器
これは私が頂いたもの
何回も何回も挑戦した苦労の様は
残された沢山の試作品が証明している
電気窯では難しい朝鮮唐津の花活けを
見事に作り上げたのだなあと
今更ながら分かる
還暦を過ぎて若い陶芸家に弟子入りし
さぞかし大変だったと思う
作陶展で最後のお披露目となった
師匠の器たち
もう一度残しておこうと思う
3年前私たちを驚かせてくれたミニ急須たち
難しい志野の茶碗も
これまた難しい木葉天目の皿
茶道には疎く
興味を持てないでいたが
その道ひとすじ、茶の世界の器を突き詰めていた先生
やっとその良さがわかる年齢になったかな
私が
腕もないのにどんどん作品展を開くのに
随分触発されてたと
作陶展の間に他の弟子の方から聞いた
こんな私も
少しは先生の役に立ったのかも知れないね
あちらの世界の先生の目を意識しつつ
頑張ろう、私
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