ただいま、「目習い」中
春が一気にやってきて
花々が咲き誇るこの季節
いろんなものが
いっぺんに動き出す
アートの世界も同じようで
毎日のように作品展のフライヤーが届く
こう見えても結構律儀な私
自分の身に置きかえると、やはり観に行かねば!!と思う
一日に2つの作品展を巡ることもある
今の自分の力よりはるか上の存在の陶芸家の方のも
違うジャンルの方のも
感性に響くものはたくさんあるし
新たな発想の糸口になることもある
特に陶芸作品の作家さんと語らうのは勉強になる
たとえそれが自分にできないことであっても
未来にかずかな希望をもてる
「知りたい」思いが私を大胆にさせる
初めて会った作家さんにも
知らず知らずぐいぐいと近づき、質問責めをしてしまう
あるギャラリーの方のお話…
陶芸家は70、80代になって、やっと本当の陶芸家
50、60代でもまだ
「ひよっこ」だと
あら、それじゃ、私はまだまだこれからじゃない
取材も終わり
オーダー品の納品も終わり
かなりのスロースペースでの作陶
気持ちはもっぱら
「目習い」へ
ネットで検索してみると
目習いは『よいものを観ること』
武道では見取り稽古といい、上級者の稽古を見て学ぶ、あるいはコツを盗むこと
センスを磨くのもよいものを観るのが一番の方法
手習いは『手を動かして書いてみること』
手習いとは、江戸時代に寺子屋において行われた教育
寺子屋の根本は手習いによる文字の習得にあった
頭で覚えたことは忘れることが多いが手で覚えたことは一生もの
今は「手習い」を少しお休みして
「目習い」に邁進中
もうすこししたら「手習い」に戻るよお~
たとえば
身のまわりの自然もその対象
庭花にも教えてもらうことが多い
そう思うこの頃
(庭のこでまりと、背景は隣地の満天星ツツジ 心がほわっとなる美しさ)
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