忘れられた器の晴れ舞台

mamesan

2012年12月07日 08:25

私の陶芸のスタート
少々変わっていて

まずは手びねりでそろそろと始めるのに
一気にろくろから

基礎もできていないのに
いきなりろくろに向かおうとする大胆さは私らしい

当然上手くいくはずもなく
随分長い間、ろくろに遊ばれてしまった

あるとき大きな壺を作りたくなり
まるで縄文土器を作るがごとく
土の紐を積んで、積んで
5時間かけて作ってみた

乾燥中、底も乾かそうと横に置いてみたら
見ている前でころころと転がり
あっというまに無残にも粉々

人と違うのはここから
間髪いれず
一からまた紐を積み上げること5時間
再チャレンジをした私

そんな壺も出来上がったことで満足し
家の片隅で忘れられていた

そんな壺が
昨日から兄の経営するギャルソン美容室にお目見え
 

スタイリッシュな店内に無骨な私の器
なんだか恥ずかしげです…

店のエントランスには
私の灯りも…

こちらはだいぶ馴染んできたようです

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